20代から30代前半の若者、40代後半から50代の中高年の転職活動も同じ「転職」という言葉でくくられますが、その転職の仕方はまるで違っています。
若者の場合は即戦力プレーヤーとして、中高年の場合は経験豊富なベテランマネージャとして雇われるケースが多くなっています。
つまり、同じ転職活動といっても企業が年代別に求める人材像はまるで異なっているのです。そのため、必然的に若者と中高年とでは就職先の探し方は異なってきます。
中高年の雇用は会社に大きな影響えを与えます。
履歴書や短時間の面接でその人がマネージャーとして本当に戦力になるのかを判断するのはベテランの人事でもかなり困難を極めます。そのため、中高年の転職は自社の信頼のおける社員からの紹介で決まることが多いのが実情です。
逆に若者の転職方法は、社員からの紹介よりも転職サイトや自社のHPへの応募等を活用したものが多くなっています。
会社側は必要なスキルがあるかを判断する傾向にあります。
中途入社応募の窓口を大きく開け、集まってきた人材のスキルを比較するやり方で、内定選別されていきます。
このように若者と中高年とでは就職先の探し方は大きく異なります。
若者には幅広い情報を発信する中で、中高年には若者よりも企業との深い信頼関係の上に成り立つ転職サービスが必要となっているといえるでしょう。
そのため、中高年世代になって転職先を探すなら、人脈を使った探し方の方が採用の見込みが大きいといえます。